大腸がん危険度チェック

大腸がん危険度チェック

大腸がんの発生は、生活習慣と関わりがあるとされています。以下のチェックリストの項目に該当するものが一つでもあれば、大腸がんへの備えを忘れてはいけません。大腸がんになる人が増え始める40歳を過ぎたら、大腸がん検査を年に1回受けることをお勧めします。

□ 肉やハム、ソーセージなどの加工肉をよく食べる
□ 魚より肉類が好きで、野菜もあまり食べない
□ 煙草を吸う習慣がある(電子タバコ含む)
□ 運動不足である
□ 毎日のようにお酒をよく飲む
□ 肥満である
□ がん家系である
□ 仕事、人間関係でストレスにさらされている
□ 睡眠不足など不規則な日常生活をおくっている
□ 糖尿病を患っている
□ 最近急に食欲がなくなった
□ お腹に違和感があり、張ったような感じがする
□ おならが急に臭くなった
□ 便にドロッとした粘液、黒っぽい便が混じる

大腸がんは、日本全国で1年間に約155,000人が診断されます。やや男性に多い傾向にあり、30代前半から増加して、高齢になるほど多くなります。がんが見つかった方の中で、男性では1番多いがん(89,000人)、女性では乳がん(92,000人)に次いで2番目に多いがん(66,000人)です
また女性のがん死亡では、大腸がんが1番多く毎年25,000人の方が命を落としています。(乳がんは5番目:15,000人)

乳がんに比べ、大腸がんの死亡率が高い理由として、
①初期の段階では自覚症状がほとんどないこと
便潜血陰性でも大腸がんの可能性があること(年に1回の便検査でも見つからないときがある)→詳しくはこちらを参照ください
③便潜血陽性になっても精密検査(大腸カメラ)を受ける方が少ないこと
症状が出たときには病状が進んでいて完治できないこと
が考えられます。

しかし大腸がんは早期の段階で発見できれば高い確率で治すことができます
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)で日帰り手術で完治可能なものが多くあります。

早期の大腸がんでは、ほとんど自覚症状がありません。したがって、無症状の時期に発見することが重要となります。
進行すると次の症状をきたします。

□ すぐに満腹になる、食後吐き気がする
□ トイレに行っても、またすぐに行きたくなる事が多くなった
□ 便秘と下痢を頻繁に繰り返すようになった
□ 最近になって便がほとんど出なくなってきた
□ また便が細くなって「残便感」が出るようになった
□ 腸の中が狭くなって「腹痛」や「肥満」などが現れる
□ 下血や血便がある
□ 貧血が続く

大腸カメラをどこでやるかで大腸がんになる確率が変わる?!

「大腸カメラはどこでやっても一緒では?」と思われるかたが多いと思います。
海外のデータですが、どこの施設でうけたか、どの先生に大腸カメラを施行してもらったかで10倍も大腸がんになる確率が違っていました。理由はこちらをご参照ください。

特に小さい大腸がんは見つけづらく 高精度な大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を行っている施設での検査をお勧めします。

疑わしい症状が現れた場合は医療機関に受診することを強くお薦めいたします

チェックの結果はいかがでしたでしょうか? 複数個 当てはまった方は、もしかすると大腸がん ・ 大腸ポリープがあるかもしれません。時には緊急性が高い病気の場合もありますので、お近くの消化器内科にご受診ください。町田市の つくしの駅前内視鏡クリニックでは大腸がん ・ 大腸ポリープが疑わしい方の精密検査から一般外来診察まで幅広く対応しております。些細なことでも構いませんので、いつでもお気軽にご相談ください。

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